【一言強み】
カットの仕方が多様な冷凍ポテトの製造販売
ラムウェストンは北米最大の冷凍ポテトの製造と供給を行う会社です。
事業概要
ラムウェストンはアメリカアイダホ州に本社をおき、北米を中心に世界100か国以上に冷凍ポテトを販売しています。日本にも販売拠点があります。
もとはコナグラという会社の一部門でしたが、2016年に分離されました。
冷凍ポテトでよく見かける形ですが、これ以外にもたくさんの切り方のものをつくっています。
企業PVのようなものでは、カットの仕方に自負があるようでした。
事業セグメントが大きく4つあります
・グローバル部門
世界各国のレストランや小売店に冷凍ポテトを販売しています
2020年度では売上は52パーセントを占めます。
・フードサービス部門
主にアメリカ国内のレストランに冷凍ポテトを販売しています
売上は28%となっています。
・小売部門
売り上げは15%程度です。
・その他
野菜なども販売しているので、それらです。その他としてくくられています
4%くらいの売り上げです。
一番大きな取引先はマクドナルドで、売り上げの10%程度となっているようです。
また、日本では冷凍食品の中で最も食べられているのはポテトであり、2位のうどんの倍近く差があります。知らないうちに食べている可能性がありますね。
世界100か国以上に販売しているので、世界中のレストランや小売店で製品が使われているのでしょう。世界の人口が増えているので、ラムウェストンも一緒に伸びていくのでは?と考えています。
チャート
ラムウェストンのチャートです。5年で3倍弱になっています。コロナショック前の高値を取り戻せていません。
コロナでレストランが閉まったことからダメージを受けたようです。
アフターコロナに期待ですね。
分析
自分なりの分析をしていきます。
いつもモーニングスターのデータを使っているのですが、14年からのデータしかありませんでした。
ROEは15以上か
自己資本比率がマイナスだった時もあるため、あまりあてにならないようです。
キャッシュフローを稼いでいるか
営業キャッシュフローは増えているか
2020年はコロナの影響が少しあったのでしょう。
近年は増加傾向にあたとみて良さそうです。
営業キャッシュフローマージンは15%以上か
最近になって15%を超えるようになってきた感じですね。
これならよさそうです。
1株当たりのキャッシュフローは増えているか
2014~16年はデータがありませんでした。
年数が少ないですが、きっちり右肩上がりになっています。
好配当企業か
1株あたりの配当です。
2019年から2020年にかけては10%の増配となっています。
まだ配当を出し始めて日が浅いので何とも言えないところです。
売上高、純利益、1株純利益は成長しているか
2020年5月はコロナの影響がありました。
レストラン等が激減した代わりに、小売が大幅に増えたようです。
またドライブスルーなどが活用されたため、ショックが和らぎました。
右肩上がりとみていいのではないでしょうか。
さきほど配当の部分では日も浅く判断しにくいところがありましたが、配当の原資はキャッシュ、利益ですから、これなら増配していくことも期待できそうです。
個人的な感想
事業はほとんど冷凍ポテトを売る、というシンプルなものに感じました。
冷凍ポテトは世界中でよく食べられているものですから、今後も成長と増配を期待しています。もう何年かしたらはっきり事業が成長していたりしてほしいなと思っています。
すでに株を持っており、PF内での保有額も多い方なのですが、買い増していきたいと考えています。