【一言強みポイント】
ゴミ処理産業で収集から処分まで手掛ける
ウェイスト・マネジメント社は北米最大の廃棄物処理業者です。
・事業概要
ごみの収集、運搬、処分(埋め立て)を一貫して行える会社です。また、リサイクル事業や埋め立てたごみから発生するガスを使って発電する事業も営んでいます。
ただ実際には売り上げの8割近くは、ごみの収集、運搬、処分となっています。
集めるのは家庭からだけではなく、飲食店やオフィス、建設現場からの建設廃材までも集めます。さらに医療廃棄物や有害な有機物はじめ様々なごみを回収、処分することができます。
250か所以上の処分場をもち、収集・運搬・処分のネットワークを密にすることによって強みを獲得しています。
企業の買収に積極的で、小さな同業他社を積極的に買収することで、成長しています。
画像のように主に南と東が主な市場となっています。
アメリカではいまだ人口は増加しており、人口増加に伴ってごみの量は増えていくものと考えています。
ごみは処分場の建設にも許可がいりますし、そうそう簡単に認可は下りないようです。ごみの種類ごとにも処分内容に規制があったりして、新規参入も容易ではありません。
・チャート
ウェイストマネジメントの5年チャートです。
5年間で2倍以上となっています。
ゴミ処理業者という地味な事業ながら、きちっと株価を上げてきています。
・分析
自分なりの指標にはなりますが、各種数値を見ていきます。
1.ROEは15以上か
2015年以降は安定して15%以上になっています。
2.キャッシュフローを稼いでいるか
・営業キャッシュフローは増えているか
多少の上下はありますが、増えています。
・営業キャッシュフローマージンは15%以上か
営業CFマージンは常に15%以上となっています。
・1株当たりフリーキャッシュフローは増えているか
一株当たりのフリーキャッシュフローは2020年には2011年の2倍以上となっています。
3.好配当企業か
1株あたりの配当と増配率です。
毎年着実に増配しています。一気にボンっと増やすわけではないでしょうが、きっちりと増やしてくれています。
4.売上高、純利益、1株純利益(EPS)は成長しているか
いずれも上がり下がりはありますが、約10年をみてみれば成長しているといっていいと思います。
以上で英語が読めない僕なりのウェイストマネジメントの分析は終わりです。
個人的には結構好きな銘柄ですね~